2020年の大河ドラマで明智光秀(長谷川博己)の生涯を描く「麒麟がくる」では、戦国時代を生き抜いた女性も登場します。
特に注目されるのが、織田信長の正室となった斎藤道三(本木雅弘)の娘の帰蝶(濃姫・
川口春奈)。
主人公の明智光秀とは親戚関係で、美濃の国の生まれの二人は恋愛関係で、信長(染谷将太)とは三角関係だったというドラマもありました。
この記事は大河ドラマを楽しむ人のために、この二人は本当に恋愛関係だったのか調べてみました。
また謎の多い帰蝶の人生は、麒麟がくるではどんな風に描かれるのか気になりますね。
歴史を楽しく知りたいくまのこが、帰蝶のストーリーはどうなるのか予想してみました。
光秀と帰蝶の関係は?まずは家族関係をおさらい!
明智光秀(長谷川博己)の生まれた美濃の国の明智家はもともとは美濃の国を治める守護職であった土岐一族から分家した土岐明智家の10代目にあたります。
光秀は、父は光綱(みつつな)と於牧の方(おまきのかた・石川さゆり)の子どもとして、1528年に明智城で生まれたというのが通説です。
駒を助けたのは、誰?光秀の父・光綱!?

一方帰蝶(川口春奈)は、美濃の国を統一した斎藤道三(本木雅弘)と正室・小見の方
(おみのかた)の子どもです。
この小見の方が、光秀の父・光綱の妹なのです。

つまり、いとこの関係だね!
光秀の生まれた年がはっきしていませんが、帰蝶が5歳くらい年下であったともいわれています。
幼い頃は仲の良い従兄妹同士、ということだったかもしれません。

ドラマの中では、ふたりはいとこで幼い頃から親しくしている設定ですね。
光秀の謎に包まれた青年時代と帰蝶の翻弄された人生
青年時代の光秀は、美濃の国でどの様に過ごしたのか不明なことも多いのです。
小見の方が道三に嫁いでから、稲葉山城に出入りし道三に仕えたといわれます。
光秀についてはこちらも参考にしてみてください。

大河ドラマの中では、光秀の青年時代から描かれます。
美濃の国で起こる戦乱に悩んで、斎藤道三に願い出て各地を旅をすることに。
様々な人に会い、見聞を広めて成長していきます。
一方で、帰蝶は信長と結婚する前に一度結婚しています。
相手は美濃の国の守護であった土岐頼純(矢野聖人)で、正室として嫁ぎます。
「道三(本木雅弘)に毒殺されるシーンは、リハーサルのときから緊迫感があり、周りのスタッフさんたちも固唾を飲んで見守るという感じでした。とても緊張しましたが、監督に背中を押していただき、本木さんにも声がけしていただいて、頼純を演じきることができました」(矢野聖人)#麒麟がくる pic.twitter.com/Xw6uMslXXJ
— 【公式】大河ドラマ「麒麟がくる」毎週日曜放送 (@nhk_kirin) January 26, 2020

でも頼純が死んでしまい、1年で実家に戻ったんだって。
帰蝶の父の斎藤道三は、織田信長(染谷将太)の父・織田信秀(高橋克典)との間で長い期間戦い
が続いていました。
このままでは、国が疲弊してしまうと考えた道三は、信秀と和解をすすめます。
その条件として、信長と帰蝶を縁組みすることを約束します。
帰蝶は織田家へ政略結婚によって嫁ぐこととなりました。
当時斎藤家とは敵対していた織田家へ、しかも信長は「尾張のうつけもの」という評判の男。
そこへ嫁がなくてはならなかった帰蝶は、家のためとはいえ、
心の中は穏やかではなかったのでしょう。
時代に翻弄された波乱万丈の人生を送ることになります。
ただ麒麟がくる第16話では、光秀が孫四郎(長谷川純)を追い払ったため尾張に十兵衛が
来ましたが怒って追い返してしまいます。
帰蝶は第17話で、信長の軍を集め尾張と美濃の境目まで来て義龍(伊藤英明)を討ち取ろうとして
いました。(長良川の戦い)
長良川の戦いがもっと知りたいと思う方はこちら↓

そのあと、信長に道三が討ち取られたため撤退すると聞き尾張へ逃げていきました。
結局光秀と帰蝶はどういう関係だった?
帰蝶が信長と結婚したのは、1548年とされています。
これは帰蝶が13歳、光秀が20歳の頃といわれています。
光秀は稲葉山城に出入りして道三に仕えていました。
そして光秀は帰蝶が結婚する3年前の1545年ごろに正室の熙子(木村文乃)と結婚したとされ
ています。
光秀が結婚した時帰蝶はまだ10歳くらいであったので、光秀と恋仲になっていたでしょうか。

少し幼すぎるかもしれませんね。
光秀と帰蝶が恋仲で、織田信長と三角関係となり、それが引き金で本能寺の変が起こる・・・
というような可能性は低そうです。
2人がもし恋仲だったら・・・可能性はゼロではないですが、史実には残されていないので、
現在のところは創作された物語というところです。
帰蝶は日本一有名な戦国武将といってもいい織田信長の正室でありながら、結婚してからの
記録がほとんど残っていません。
子どもを産んでいれば、○○の実母・帰蝶(濃姫)として記録に残っていた可能性があります。
しかし、信長との間には子供が生まれなかったようです。
したがって信長とは仲が悪かったとか、早々に離婚して実家に帰ってしまった。
本能寺の変で一緒に亡くなった、もしくはそれ以降も長生きをした・・・などなどいろいろと
いわれていますが、定かではありません。
2人が結婚してからも、織田家の中心人物であったのですが、上下関係もはっきりとあった時代ですので、
帰蝶を巡って信長と三角関係は、難しいですね。
史料として残っていないからこそ、いろいろな説が出てくるのでこのような関係?!という説が生まれるのも仕方がないのかもしれませんね。

何より明智光秀は愛妻家として有名です。
信長の正室として、気丈に生きた帰蝶を演じる川口春奈さんについてはこちらにまとめてみました。

大河ドラマではオリジナルキャラクターとの新たな三角関係の気配?
ドラマでは光秀が京都に旅をしているときに、ひょんなことから望月東庵(堺正章)という医者と、その助手をしている駒(門脇麦)という娘に出会います。
駒は戦災で両親を亡くし、名前も知らない武士に助けられます。
その恩人が伝説の生き物麒麟の存在を語ってくれ、駒は麒麟の存在を信じています。
望月東庵のもとで薬草の知識を学び、頼もしい助手に成長したところへ、光秀が現れます。
駒は光秀の誠実な人柄に、次第にひかれていきます。
望月東庵と駒を連れて光秀は美濃の国に帰るのですが、そこで帰蝶と駒は出会います。
2人は、ひょっとして光秀を巡って三角関係に・・?
「火をたくという描写は台本にはなく、監督のアイデアで足された設定でした。揺れながらだんだんと消えていく炎が駒の心情と、歌と、ぴたりと重なって、あのシーンの空気感を丸ごと包み込んでくれたように思います」(門脇麦)#麒麟がくる pic.twitter.com/HsKRi9DejB
— 【公式】大河ドラマ「麒麟がくる」毎週日曜放送 (@nhk_kirin) February 23, 2020
という展開ではなく、どうやら駒の密かな片思いのままのようです。

伝説の麒麟を信じ、光秀をひたむきに思い戦乱の世を強く生きる駒から
当時の人々の暮らしの様子も表現されています。
駒を演じる門脇麦さんの情報はこちらにまとめました。

麒麟がくるのキャスト一覧はこちらです。

帰蝶の人生は謎のまま。麒麟がくるではどのように描かれるか予想。
信長との結婚後、父道三が亡くなった後に帰蝶がどのような人生を歩んだのかはわかりません。
子どもができずに早々に「離婚説」、本能寺と変の際に信長ともに「戦死説」、その後も江戸時代まで生きたとされる「生存説」があげられていて、今後も研究がされていくでしょう。

謎のままというのもミステリアスですね。
では、今回の麒麟がくるでは、どのようなストーリーになるのか、
キャストをもとに勝手に予想してみました。
染谷将太さん演じる織田信長は、今までのイメージされるカリスマ的な戦国武将・信長ではなく、ピュアで一生懸命な新しい信長像が描かれます。
弟ばかりをかわいがる母を振り向かせたいばかりに、突飛な行動に出ることがうつけものといわれ、信長という人物が作られていきます。
美しくて強くもある帰蝶はその思いを受け止めて、仲の良い夫婦像が描かれるのではないかなと思っています。
そして帰蝶の生涯は、女性を逃したとされる本能寺で、気丈に信長と運命をともにしたのではないでしょうか。

こんな感じで予想してみました。
みなさんも、ストーリーを予想して楽しんでみてくださいね。
長良川の戦いをこちらで詳しく簡単に説明しています!

長良川の戦いの次に光安が自害した明智城の戦いについてはこちら!

本能寺の変で見つからなかった信長の首の真実についてはこちらの記事でまとめました。

長良川の戦いで道三(本木雅弘)が亡くなったしまう道三ロスについて名言集などについて記事を書きました。

麒麟がくるを年表でわかりやすくまとめてみました!

麒麟がくる1話からのあらすじや感想のまとめはこちらです。

もう一度、麒麟がくるをじっくりと見たい方はこちらも便利です。

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