名古屋城は、街の中心部からも近い広大な敷地の中にあります。
官公庁が近くて交通のアクセスも良く、緑の自然があふれる公園もあります。
この記事は名古屋城へ子連れで行く人へ、お城の見どころと子連れで楽しむグルメエリアをご紹介します。
遠方から名古屋観光に来る方にもお得な無料駐車場の情報もあります。
おでかけの参考にしてください。
名古屋城基本情報
尾張名古屋は城で保(も)つーという有名なフレーズがあります。
名古屋はお城のおかげで発展し、にぎわっていることからいわれるようになりました。
そんな名古屋城の歴史をまとめてみました。
名古屋城の歴史と城主
名古屋城の歴史は古く、室町時代から前身となる那古野(なごや)城が今の名古屋城の二の丸付近に建っていたとされています。
この城にはかつてこの尾張地方を治めていた織田信長も居城としていました。
江戸時代に入り、大阪の豊臣方の勢力の包囲網をつくるために、江戸とを結ぶ東海道沿いの終わりに徳川の砦を置くため、名古屋城の整備を進めます。
1610年から築城が開始されました。
お城の要となる石垣は人力で運んでいましたが、中でも高度な技術が必要な天守台の石垣は、築城の名手・加藤清正が自ら先陣を切り運んだといわれます。
本丸には、清正石といわれる巨石があります。
1612年に天守が完成。本丸御殿も1615年に完成されました。
天守の上には、一対の金のしゃちほこが北側と南側に設置されました。
金シャチは、お城だけでなく名古屋のシンボルだよ。
城下町名古屋を繁栄させた歴代の城主
徳川家康が亡くなった1616年に家康の九男・義直が名古屋城に入城します。
その後16代にわたって260年あまり、名古屋城に藩主が住み治世を行いました。
父・家康の教えを守り、名古屋の町の整備をおこなっていきました。
また7代藩主・宗春は、積極的な経済政策をとったことで知られています。
当時は八代将軍吉宗の治世で質素倹約が良しとされ、祭りや芝居などは縮小された時代でした。
しかし名古屋では規制をゆるめ、芝居や祭りを奨励しました。
その結果、城下町はとてもにぎわっていたといわれています。
現在の天守は戦後に鉄筋コンクリートにより復元されたものですが、木造復元される予定です。
耐震の問題により、現在天守は入場することができなくなっています。
天守は入れないけど、名古屋城は見どころがたくさんありますよ。
名古屋城見どころと子連れのおでかけにおすすめスポット
広大な敷地内には、見どころと子連れでも楽しめる場所がある名古屋城を紹介します。
10年かけて復元された豪華絢爛な本丸御殿
代々藩主の住居として使用されていた本丸御殿は、天守とともに昭和5年に国宝に指定されましたが、昭和20年の名古屋大空襲により焼失しました。
その後本丸御殿は、10年をかけて2018年に復元されました。
現在は見学できない天守にかわって江戸時代の建築様式を見ることができます。
見学は混雑すると入場制限されることがあります。
また本丸御殿横には「本丸御殿ミュージアムショップ」があります。
本丸御殿や名古屋に関するグッズなどのお土産が充実しています。
名古屋城内には、他のお土産屋さんもありますが、ここが一番混んでいました。
ショップのおすすめのお土産は金箔入りの飴でしたよ。🍭
子連れファミリーにおすすめ!金シャチと写真を撮ろう
名古屋城といえば、天守閣に輝く金の鯱(しゃち)が有名です。
鯱は想像上の生き物で水を呼ぶといわれることから火除けの意味があります。
名古屋城の鯱は18Kが貼られて、天守の屋根の北側にオス、南側にメスが設置されています。
オスは2.62メートル、メスは2.58メートルの高さがあります。
北風からメスを守るためにオスはちょっと大きく作られてるんだって。
その天守のシンボルとなっている金シャチが、西の丸広場で間近で見ることができます。
こちらは、同サイズのレプリカで、以前天守内に置かれていました。
現在は天守に入れないので、西の丸に展示されています。
写真を撮ることもできますよ。
名古屋城子連れランチは金シャチ横丁!
名古屋城を訪れたら立ち寄りたいのが、名古屋グルメを代表する店舗が連なる金シャチ横丁。
名古屋の定番・老舗が軒を連ねる「義直ゾーン」と、テイクアウトメニューが豊富で夜まで楽しめる「宗春ゾーン」の二つに分かれています。
名古屋城の正門・東門は再入場ができるので、子連れでもゆっくりと楽しめますね。
名古屋グルメを堪能するなら金シャチ横丁・義直ゾーン
名古屋城正門エリアにあるのが「義直ゾーン」で、名古屋グルメの「みそかつ」や「ひつまぶし」、「味噌煮込みうどん」の名店が勢ぞろいしています。
初代の尾張藩主・徳川義直から名づけられていて、江戸時代の街並みを再現した建物が並んでいます。
また、金シャチ横丁のオリジナルグッズを販売するお土産やさんや、金箔ソフトクリーム、金シャチ横丁あんみつなどここでしか味わえないオリジナルメニューをどのお店も用意しています。
こちらのゾーンは遠方から名古屋へ観光で訪れる人向きのエリアです。
たくさんの人がいて、にぎわっていました。名古屋のグルメが集結していて、お土産もあって観光で訪れたなら、このエリアで全て完結できそう。特にお昼時には、ひつまぶしのお店に行列ができていましたよ~。
義直ゾーンにはずらっと名古屋めしの名店が並んでいます。
- 十代目 儀助 ( 清酒の販売・有料試飲)
- 山本屋総本家( 味噌煮込みうどん・きしめん)
- 鳥開総本家( 名古屋コーチン親子丼・ 手羽先唐揚げ)
- びんちょうひつまぶし( ひつまぶし・うな丼など)
- みそかつ矢場とん( みそかつ)
- 名古屋とうふ河口( 味噌田楽・名古屋とうふ)
- 尾張屋( 魚の粕漬け・守口漬けなど)
- 那古野茶屋( 和菓子・スイーツ)
- えびせんべいの里( えびせんべい)
- 天丼 徳川忠兵衛( 天ぷら・天丼)
- スギモト牛鍋店( 牛鍋)
- なごみゃ( 金シャチ横丁オリジナルお土産)
通常17時30分までの営業なので、ランチに行くのがおすすめですよ。
名古屋城で夏祭りなどが開催されると営業時間が延長されることもあります。
歩き疲れたら、宗春ゾーンでゆったりと一休み。イルミネーションの後でも食事が楽しめる
名古屋城東門エリアにあるのが、「宗春ゾーン」で新しいコンセプトのお店が立ち並びます。
名古屋の城下町を繁栄させた7代目の藩主・徳川宗春から名づけられています。
こちらの営業時間は22時30分まで営業しています。
宗春ゾーンは、平日仕事帰りの人たちも気軽に立ち寄れそうなエリアです。
地下鉄の駅も近いので、近場の人にはおすすめです。
屋外のテーブルもたくさんあるので、天気のいい日は外でのランチもおすすめです。
宗春ゾーンのお店はこちら。
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- SIROMACHI GURILL(スローフードイタリアンバール)
- あんかけ太郎(あんかけスパゲティ)
- ビストロ 那古野 (ハンバーグ専門店)
- フジヤマ55(つけ麺・台湾まぜそば)
- ベジタブルカフェ&シーフードバー サイエン(ロブスターロール、金箔ソフトクリーム)
- 創作串揚げ つだ( 串揚げとワイン)
- カフェディナーポップオーバー(肉料理・ポップオーバー&スイーツ)
この日は、年末年始で観光客の多い時期だからか、義直ゾーンに比べて空いている感じ。金箔ソフトクリームは、どちらのエリアでも売っていたのでかなりおすすめみたいです。気になる人はぜひ!試してみてね。
2020年1月13日まで開催されている名古屋城イルミネーションの後に食事をするならここがおすすめ!です。
イルミネーションに関する記事はこちらも参考にしてみてください。
義直ゾーンのある正門から宗春ゾーンへは900m、徒歩約11分と少し離れています。
夜はあたたかい服装でいきましょう。
イルミネーションの入退場は正門のみになっているよ!
名古屋城周辺の無料駐車場とまとめ
名古屋城の周辺は官公庁が集中しています。
名古屋市役所、愛知県庁が隣り合っていて、平日と休日では街の様子がまったく違っています。
観光地の役所では閉庁日に無料開放しているケースがよくありますが、愛知県庁も観光客に向けて土日と祝日は無料で駐車場を開放しています。
少し歩きますが、開放時間に注意すれば無料で利用できるのはうれしいですね。
愛知県庁西庁舎駐車場(約100台)
名古屋市中区三の丸2丁目4−1
開放日は、閉庁日(土・日曜日、休日)の午前8時~午後6時です。
利用時間後は閉扉されて、車が出せなくなりますので注意してください。
また、実は名古屋城周辺は土日祝日に限り、駐車禁止が解除になる道路があります。
歩道からの距離や消火栓の有無など細かなルールに注意して停められるようなら利用してもいいかもしれませんね。
まとめ
名古屋城の見どころと子連れにおすすめグルメエリアと無料駐車場についてご紹介しました。
冬のイルミネーションの前に食事をするなら、金シャチ横丁の義直ゾーンで名古屋めしを堪能できます。
イルミネーションを見た後にゆっくり食事をするなら宗春ゾーンがおすすめです。こちらは地下鉄の入り口が近いので便利です。
名古屋城のおでかけの参考にしてみてくださいね!
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