麒麟がくるで、土岐頼芸(ときよりのり)を、尾美としのりさんが演じています。
美濃の国では、土岐家と斎藤家が複雑な関係で不安定な状況が続きました。
明智光秀の青年期がその時代になります。
今回は、尾美としのりさんのプロフィールと経歴などをまとめました。
土岐頼芸ってどんな人?もまとめたので、大河ドラマをみる参考にしてみてくださいね。
土岐頼芸とはどんな人?
【キャストビジュアル公開】
土岐頼芸(とき・よりのり)
尾美としのり#麒麟がくる pic.twitter.com/e20QB0PlEK— 【公式】大河ドラマ「麒麟がくる」毎週日曜放送 (@nhk_kirin) December 26, 2019
土岐頼芸の生い立ち
土岐頼芸は、1502年に土岐政房の二男として生まれました。
土岐頼芸には、兄の土岐頼武がいるので家督は兄がつぐことになります。
しかし、重臣(力をもった家臣たち)が頼芸を押し上げ、後継者争いになります。
政房は頼芸を溺愛していて、家督を頼芸に譲って頼武を廃嫡(自分の跡を継げないようにすること)をしようと考えていました。
このことを知った頼武は、戦いに持ち込み長男・頼武vs次男・頼芸の戦いが始まります。
頼武側には、守護代・斎藤利良がつきます。
頼芸側には小守護代・長井秀弘・長井長弘がつきました。
この戦いでは、頼芸側が負けてしまいます。
しかしあきらめきれない頼芸は、永正16年(1519年)にまた頼武と戦いはじめます。
頼武が朝倉・六角家と手を組み大軍出攻めてきたので、頼芸軍は撤退。
頼武はこの戦いでは勝利して美濃の国の守護になります。

この時は、もともと継ぐはずのお兄ちゃんの方が守護になったんだね。
大永5年(1525年)に再び頼芸が挙兵します。
この戦いでやっと勝てた頼芸は、頼武を越前の国(朝倉氏の領土)に追放します。
頼芸は「濃州太守」と呼ばれて美濃の国の守護になりました。

今度は、頼芸(弟)が守護になったんだ。
土岐家お家騒動中に力をつけた斎藤道三
1535年、頼武の子・頼純が越前の国から美濃の国へ出陣します。
頼純は朝倉・六角氏の軍を率いて攻めてきました。
この戦いが、西村規秀(後の斎藤道三)が長井長弘の長井姓を名乗った戦いです。

道三は、長井家を乗っ取ったんだね。

この後跡継ぎがいなかった斎藤家の養子となり、道三は斎藤姓になります。これまた乗っ取りといわれます。
この後継者争いは頼芸が勝利し、頼純は越前の国へ落ち延びました。
土岐頼芸は六角氏の娘をめとり、六角氏と同盟します。
1541年に頼芸の弟・頼満が斎藤道三が毒殺されます。
この事件がきっかけで頼芸と斎藤道三は対立しました。

今まで道三は頼芸を後押ししてたけど、仲悪くなったんだね
1542年に斎藤道三が頼芸がこもる大桑城を落城させます。
頼芸は守護を頼純に譲って尾張の国(織田信長・織田信秀が収める土地)に追放されました。

この辺りから、麒麟がくるのドラマは始まるね。
頼芸は美濃にいるという設定かな。

頼芸のお兄ちゃん頼武の息子が頼純ね。2話で道三に毒殺されたね。
斎藤道三が尾張の大名織田信秀の嫡男・織田信長に娘の帰蝶(濃姫)を嫁がせて
1549年に同盟が成立します。

行き場を失った頼芸は、甲斐の国に身を寄せました。
しかし、甲斐の国の途中で病にかかって失明します。
信長・徳川家康連合軍の、甲州征伐で甲斐に身をひそめていた頼芸が見つかります。
見つけたのが、頼芸の旧臣・稲葉一鉄のおかげで美濃に帰ることを許されました。
頼芸は、その半年後に亡くなります。
享年81でした。

土岐家は頼芸が亡くなってからどうなったのか
頼芸の弟・治頼は、北条家近くの領土だったので豊臣秀吉の小田原征伐のときに攻められて亡くなりました。
頼芸が頼った土岐為頼も同じように北条家の近くに拠点を立てていたので秀吉の小田原征伐で領地を失い自刃します。
頼芸の子供は徳川幕府紀州徳川家に仕えました。
尾美としのりプロフィールと経歴
尾美としのり
生年月日 1965年12月7日
出生地 東京都
血液型 B型
尾美さんは幼稚園の頃に劇団に入団し、7歳の頃にはテレビドラマに出演します。
14歳の頃NHK大河ドラマ「草燃える」に出演するなど、早くから活躍します。
尾美さんのヒットしたドラマといえば、1982年の17才の時に主役の一人として活躍した「転校生」。
中学生男子が幼馴染の女子と体が入れ替わってしまうという物語です。
大林宜彦監督作品で、以後多くの大林作品に出演します。
その後も、「鬼平犯科帳シリーズ」や、「マンハッタンラブストーリー」、
「結婚できない男」など多くの作品に出演して、子役出身俳優の中でも
成功した数少ない1人です。
2013年NHK朝ドラ「あまちゃん」ではヒロインの父を演じて、
あまちゃん人気を引っ張りました。
大河ドラマ出演は5回目のベテラン
尾美としのりさんは、大河ドラマに出演した回数は、麒麟がくるで5回目となります。
1979年の「草燃える」 北条泰時役
2001年 「北条時宗」 足利利氏役
2012年 「平清盛」 平維綱役
2017年 「おんな城主直虎」 榊原康政役
時代劇の中でも大河ドラマは独特の言い回しや所作があるといいます。
大河ドラマベテランの尾美さんなら安心ですね。
尾美としのり大河にかける意気込み
尾美としのりさん演じる土岐頼芸は、守護大名でありながら、実務は道三にまかせ、土岐家の伝統のタカの絵を描いています。
このドラマの頼芸は、道三をとても怖がっていて、目も合わせたくない存在。
しかし、斎藤義龍は利用してやろうと接触したり、光秀もうまく使おうと
思っています。
尾美としのりさんがイメージする土岐頼芸は
ずるがしこくて、感情を相手に読ませないようにしている人
なんだそうです。
「戦国モノだけど荒々しいばかりじゃなくて、淡い恋心も描かれているので女性が見て楽しめるんじゃないかと思っています。しかも衣装がめちゃくちゃステキ。僕なんか控え室でこっそり自撮りしています(笑)」(尾美としのり)#麒麟がくる pic.twitter.com/2gz6g4kzLN
— 【公式】大河ドラマ「麒麟がくる」毎週日曜放送 (@nhk_kirin) January 14, 2020
頼芸が書いたタカの絵は、「土岐の鷹」と呼ばれ、残されているものもあります。
セリフを言いながら、タカの絵を描くシーンもあるので、絵をきちんと仕上げることにも気を配っているそうです。
相手によって態度を変えるという尾美さんの頼芸が楽しみですね。
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