麒麟がくるの11話「将軍の涙」では、向井理さん演じる足利義輝が
再び登場しました。
初めて登場した第5話では、若き将軍・義輝役に神々しいという評判でした。
今回は世が平和になれば現れる麒麟について静かに語り、涙するというシーンに
感動した人も多かったかもしれません。
義輝は、なぜ麒麟が連れてくることができぬと言ったのでしょう?
そもそも麒麟って何?という人にもわかりやすく説明します。
あらためて、麒麟がくる楽しみましょう~!
向井理さん演じる将軍・足利義輝とは?
1536年に第12第将軍の足利義晴の嫡男として生まれた義輝ですが、
時代はすでに将軍家の力が弱まっていました。
父の義晴は将軍に次ぐ役職である管領・細川晴元と対立していました。
戦があり、幼い義輝は時期将軍でありながら、度々京都を逃れなくてはいけない
という暮らしをしています。

将軍といえども逃亡生活をしなくてはいけなかったんだね。
そんな幼少時代を過ごした義輝は、自分が将軍の座についてからは、
地方の武士の争いに介入したり、大名たちに名前を一文字与えるなど
将軍としての役割を果たすべく尽力します。
「武家の棟梁という自負や自尊心はあるけれど、その役目を果たせていない負い目もある。立場的に相談できる相手もいない。そんな孤独や、行動したくてもできない“業”みたいなものを表現できるといいなと思っています」ガイドより
室町幕府での将軍の姿を大切に大切に観たいと思う#向井理#麒麟がくる pic.twitter.com/f7jIrH77jT— みゅん (@yu_osmm036) March 28, 2020
きっと若い頃に苦労をして本当に世の中が平和になるように考えて
いたのかもしれませんね。
義輝と向井理さんについてはこちらにも記事にしています。

麒麟とは?
麒麟とは、中国の神話に登場する伝説上の聖獣といわれています。
実在はしていないのですが、麒麟の記録として残っている書物があります。
それによると、
身体は鹿で、牛の尾を持ち、一本の角がある
仁徳を備えた獣、つまり思いやりを持った生き物
地に足を下ろさず、虫を踏まず、草を折らない
太平の世の兆し、平和の象徴
麒麟が百獣の長、獣の王者
という意味の言葉が書かれています。
見た目は獣だけど、優しい心をもった伝説の生き物
ということらしいです。
容姿には、様々な説がありますが、日本の神社やお寺では、
麒麟の姿が彫刻や装飾にされています。
この麒麟といえば、思いつくのがキリンビールのあのロゴ。
麒麟を飲む#麒麟がくる pic.twitter.com/PxP4rcD8Mk
— 前ちゃん@長浜城見廻り組頭 (@maechan30) January 29, 2020
この姿がイメージされますね。
このロゴでも描かれているように、空を飛んでいるのは、
地面に足が着くと草を踏んでしまうから。なんですね。

優しいなあ。
大河ドラマの麒麟の意味
王が仁のある政治を行う時に必ず現れるという聖なる獣、麒麟。
応仁の乱後の荒廃した世を立て直し、民を飢えや戦乱の苦しみから解放してくれるのは、誰なのか…
そして、麒麟はいつ、来るのか?
引用 NHK公式サイト
大河ドラマ麒麟がくるでは、混乱した世から新しい時代への
移り変わりを描くストーリーです。
戦いが終わり、幸せや平和をもたらす時代がくるという期待を込めた
タイトルなのでしょう。
1話では、京の荒れた光景をみた明智光秀が、
「美濃にも京にも麒麟はこない。」と言います。
争いの絶えない今のこの世の中では、麒麟はどこにも来ない。
戦乱の世を終わらせる人物が麒麟を連れてくるのです。
義輝はなぜ麒麟を連れてこれないのか?
11話で、足利義輝は
わしはその麒麟をまだ連れてくることができぬ。 無念じゃ。
我が力が足りぬ 己が非力のために、麒麟はこない。
このように言い、はらはらと涙を流します。
力が足りぬゆえ、まだ麒麟を連れてこれぬ。と言っています。
足利義輝は、今は争いの世の中だけど、希望は捨てていないのです。
世の中を平和にすると再度強く誓った涙なのかもしれません。
向井理によるタイトルコール#麒麟がくる pic.twitter.com/NImvy9huIN
— アラライ (@ararai_ararai) March 29, 2020
麒麟がくるでは、これから足利義輝がどのような人物として
描かれていくのでしょうか。楽しみですね。
麒麟がくる11話の感想をまとめました。

11話のあらすじの詳細を知りたい方はこちらへ。

もう一度じっくりと見直したい方はこちらへどうぞ。

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